長男の出産は初めてのこと尽くしで本当に大変な出産だった。
陣痛が定期的になってから入院したがなかなか降りてこなくて時間がかかった。
その当時立ち合い出産が当たり前のようになり8割くらいの夫婦が夫立ち合いで出産に臨んだ。
腰をさすってもたらったり飲み物を飲ませてもらったりと色々いてくれて助かるが
いつ産まれるかわからない状態での立ち合いは男の人にとっては父になるための大修行。
陣痛が一旦弱まり「家に帰って休んできて大丈夫ですよ」と看護師さんに言われた夫は
後ろ髪ひかれながら家に戻って仕切り直しだ。
陣痛がだいぶ本格的になったころ夫は病院に戻ってきた。
それでも大きい赤ちゃんだったためかなかなか出てこない。
帝旺切開になってもすぐに対応できるようにと麻酔用の管を挿入されたりと両方の準備をされた。
最後には赤ちゃんの頭を吸引しながらさらに先生が私のお腹の上に乗っかってぐいぐい押し始めた。
今まで大事に大事にお腹に衝撃を与えないように過ごしてきた10か月。
お腹の上に人が乗ってる‼大丈夫なのか⁈赤ちゃんつぶれたりしないの?
もう頭の中は「早く終わってくれ~」
それしかなかった。
元気な男の子が誕生した。その後にされた処置などの記憶は何もない。
無事に誕生した我が子を見て「頭が七福神の福禄寿さんみたいに長いけど‥」
可愛いというより頭の形が元に戻るかの心配が先だった。
大丈夫、今20代後半の息子の頭はいい感じに丸く今どきの髪型が似合っている。
次回長女出産に続く‥。