長男を出産後もともと腰椎ヘルニアの病歴がある腰に痛みが出始めた。
出産のときの分娩台で時間がかかりすぎたのも要因でその後も抱っこにおんぶ
抱っこしたまま階段を上り下りしたりと腰に負担がかかっていたのだ。
息子が6ヶ月になり初めての離乳食作りに意気込んでいた矢先に痛みの限界が来た。
もうこうなると寝ても覚めてもどうにもならず、病院を受診すると入院を余儀なくされた。
赤ちゃんをおいて入院なんて出来ないと医師に何とか通院で対処できないか懇願したが
子育てをしながらでは安静という状況はつくれないし、絶対に抱っこしたりお世話したりと
赤ちゃんが側にいたら無理するのが目に見えている。
そのような中で治療しても長引くだけですよ、と言われ仕方なく入院することにした。
6ヶ月のかわいい盛りの息子をおいていくのは本当に切なかった。
ミルクや離乳食、ねんねやおむつ替えのタイミングなど1日の細かいスケジュールを表にして
主人と義母にすべてを託して孤独な入院生活が始まった。
なんでこんなところに私はいるのだろう。
静かになった病室のベットの上で悔しくて悲しくて毎晩涙があふれた。
1番側にいて欲しいママが側にいられなくてごめんね。
そんな中ほぼ毎日主人が息子をお見舞いに連れて来てくれた。
本当に愛おしくて、帰る時にはもう少しもう少しだけと引き留めたいのを我慢して
わざとあっさりバイバイをした。
入院は約1か月にも及んだ。
ママの代わりに息子のお世話をしてくれた主人とお義母さんの存在が本当にありがたかった。
「あの時は本当にありがとう」この言葉しかない。
ふつうに家で生活できる喜び、赤ちゃんのぬくもりや何とも言えない赤ちゃんのにおい。
ただ一緒にいられるだけで〝し・あ・わ・せ〟なんだよね。